分子軌道からHOMOとLUMOを定義し、求核剤・求電子剤との対応、π*やσ*の形が攻撃の場所と向きを決める仕組み、電荷支配と軌道支配の考え方とその限界まで解説します。
2026年9月20日 構造と結合共鳴構造で描いてきた共役と非局在化を、π分子軌道で読み直します。アリル系の3本のπ軌道のうち中央の炭素に節がある非結合性軌道ψ2から、アリルカチオン・ラジカルの正電荷や不対電子が両端の炭素に乗る理由を説明し、ブタジエンの中央の単結合が短くなる理由(共役とsp2混成の寄与の内訳)、共役が成り立つ条件、共鳴構造と分子軌道の使い分けまでを扱います。
2026年10月15日 反応機構π電子が求電子剤を攻撃するところから始まる付加反応を、臭素付加のブロモニウムイオンを軸に解説します。anti付加とラセミ体、ブロモヒドリンの位置選択性、共役ジエンの1,2-付加と1,4-付加、速度支配と熱力学支配まで扱います。
2026年9月21日 反応機構どのジエンとジエノフィルがよく反応するのか(s-cis配座・電子求引基)、エンド体とエキソ体のどちらができるのか(エンド則・二次軌道相互作用・速度支配と熱力学支配)、置換基がどの位置に来るのか(オルト・パラ則)、ルイス酸で何が変わるのかを、実験値と近年の議論を交えて解説します。
2026年9月25日