カルボカチオンの隣の炭素から水素やアルキル基が結合の電子対ごと移る1,2-シフトを、空のp軌道との重なりから解説します。どんなときに転位が起こり、どんなときに起こらないか、環が広がる転位とテルペンのWagner–Meerwein転位、1,2-ジオールがケトンになるピナコール転位、生成物の炭素骨格から転位を見抜く方法までを扱います。